ごあいさつ

会長挨拶

伝統を大切にし、新しいものを受け入れ、育て、融合させていく街

私と銀座との関わりは、明治38年に曾祖母にあたる初代遠藤波津子が現在の銀座7丁目に理容館を開いたことに始まります。その頃の銀座は、煉瓦街にガス灯がともり、柳の並木が続く街だったと思われます。14年後の大正8年、車道拡幅のため柳を撤去することになり、その反対運動をひとつのきっかけとして、当会の前身である京新聯合会が発足されました。

私が現在の銀座通連合会の会員となりましたのは、銀座1丁目に婚礼衣装の店舗をオープンした昭和59年のことでした。その後、平成元年に理事になり、常務理事、副理事長を経て、平成15年に理事長となりました。そして平成28年より会長を務めております。

理事長を拝命いたしました当時は、大規模再開発案件が次々と提案され、銀座に超高層ビルは必要なのか、と銀座の人たちと話し合いを重ねました。そもそも銀座は徳川家康によってつくられた街割を基盤とし、明治煉瓦街建設によって近代都市として発展し、その後の震災、戦災にも素早い復興を遂げてきました。歴史的につくられてきた回遊性の高い区割りや専門店が多く揃った街並み、人々が心地良いと感じる壁面のヒューマンスケール、それらを存続させ、銀座らしい街のにぎわいを守っていきたい。そんな私たちの強い思いに対し中央区の力強いご理解を得て、銀座の人たちによる独自の地域ルールが生まれました。

銀座は伝統を大切にしつつ、新しいものを受け入れ、育て、融合させていく街でもあります。当会が生まれた大正から、昭和、平成、そして本年、令和へと元号が改められました。銀座はこれからの100年、200年もお客様に喜ばれ、輝き続ける街でなくてはなりません。若い方々にその精神を受け継ぎながら、時代の先端を行き、良き伝統を失わない銀座であり続けたいと願っています。

会長 遠藤 彬

理事長挨拶

常におもてなしの精神を忘れることがない、銀座はどの街よりもあたたかい街

私は、2019年6月に第12代の理事長となりました。私自身、銀座で100年を超える店を守る者として、当会の歴史を振り返るとき、歴代会長、理事長、役員の皆様、そして会員の皆様お一人お一人によってつくられてきた銀座の歴史の重みを感じずにはいられません。皆様がいかに銀座という街を愛し、大切に思って街をつくってきたか、あらためてその思いを感じ入ることができました。

2020年、コロナ禍という、誰も経験をしたことのないパンデミックの中で、銀座も大きな傷を被りました。しかしながら銀座はその傷を乗り越え、今では多くの国内外のお客様に来街いただいておりますことを、心から感謝する次第です。

この変化が激しくかつ厳しい時代に、銀座はいかにしてこれからの100年に向けて歩みをすすめてゆくべきなのか、その重責に思いを新たにしています。銀座は常におもてなしの精神を忘れることなく、どの街よりもあたたかく、日本を代表する街として銀座が一つになって国内外のお客様をお迎えできますよう心を配ってまいります。

そして、その先の100年も、銀座は訪れる皆様に幸せな気持ちを与える街であり続け、「やっぱり銀座は素晴らしい」「銀座はいい街だね」とおっしゃっていただける街であり続けますよう、精進努力をしてまいる所存です。どうか皆様のご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。

理事長 齋藤 充